腸内環境

腸内環境をよくして健康&長寿に日本人に多いがんと言えば、以前は胃がんでした。ところが2016年の統計では肺がん、大腸がん、胃がんの順に死亡数が多くなっています。喫煙者やピロリ菌保菌者が減っていることから、今後は肺

がんと胃がんは減ると考えられますが、大腸がんで亡くなる人は今後ますます増え、近い将来、日本人のがん死亡率の第1位になるでしょう。

私たちの体には外敵から身体を守るための免疫システムが備わっていますが、免疫細胞の60~80%が腸に集まっています。このため、腸の状態が良いと病気になりにくいのです。

腸を整えてくれるのが、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌です。

乳酸菌はがん細胞やウイルスを見つけ出して除去するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)という免疫細胞を活性化したりして、ガンを防いでくれます。

また、血圧の上昇を防いだり、血糖値の上昇を緩やかにするなど、生活習慣病の予防・改善にも効果を発揮しますし、アレルギーの軽減にも働くことがわかっています。

乳酸菌は身体だけでなく、心の状態にも影響します。脳と腸はそれぞれ独立した神経系を持っており、お互い密接に関わっています。「幸せホルモン」といわれるセロトニンの8~9割は腸で作られています。セロトニンは腸のぜん動運動を活発にしますが、減ると便秘の原因に。この状態が続くと、腸でも脳でもセロトニン分泌が低下し、心と体の不調を招きやすくなるのです。

腸内フローラのバランスが崩れる主な要因は、なんといっても肉の摂り過ぎが一番でしょう。肉は重要なタンパク源ですが、摂り過ぎると小腸で消化しきれずに大腸に届き、悪玉菌のエサになります。

日本人は欧米人より腸が長いので、悪玉菌のエサを排出するのに時間がかかり、その分悪玉菌が増えやすくなるのです。

暴飲暴食や極端なダイエットも、腸内フローラのバランスを崩します。

特に最近流行している糖質制限ダイエットは、便の材料となる穀物が不足しがちで、悪玉菌のエサとなるタンパク質や脂質が過剰になりやすいので、腸内フローラのバランスを崩す元凶になります。

また糖質を制限することにより善玉菌のエサも無くなり、善玉菌も減ってきます。

さらに細胞にも糖が必要な為、脂肪や筋肉に蓄えられた糖を不足分としてエネルギーに替えるので、結果体重は落ちますが、筋肉まで痩せてしまうのです。

風邪などで安易に抗生物質を使うことも問題です。

抗生物質は悪い菌だけでなく、善玉菌も減らしてしまうからです。

腸内環境を整えるには、善玉菌を増やし、悪玉菌を増やさないことが大切です。善玉菌を増やすには①善玉菌を摂取②善玉菌のエサを摂取の2つの方法があります。

善玉菌のエサとなるのは、食物繊維やオリゴ糖です。

食物繊維は玄米などの穀物や野菜、海藻、キノコ、果物などに多く含まれています。

豆や豆製品、ごぼう、玉ねぎには食物繊維もオリゴ糖も豊富に含まれています。食事以外で便秘を防ぐには、適度な運動も必要です。

散歩レベルのウォーキングなどで日頃使わなくなった筋肉を動かし、お腹も腹筋を鍛えて刺激することでぜん動運動を促してみましょう。

新宿大腸クリニック院長後藤利夫先生

腸内フローラを改善して健康&長寿に!

 

 

便秘防止に「酸」が役立っている

大腸内にはたくさんの腸内細菌がいます。

大腸の細菌群はどんな役割を果たしているのでしょうか?

小腸内の細菌群は免疫機能を高めると同時に、いろいろな種類の食物に過剰に反応しないようにアレルギー反応を抑える仕組み(腸管寛容)を持っています。それに対して大腸内の細菌群は、当然ながら体の免疫機能に影響を及ぼすとともに、水分の吸収を制御して主に便を押し出す役割をしています。

便を押し出すぜん動運動が起こると、リンパ液の溜まった乳び槽を押してリンパを流すことにもなります。

大腸のぜん動運動を促進する物質の一つが「酸」です。

「酪酸」「乳酸」「酢酸」などの酸が大腸を刺激し収縮運動を起こします。

大腸の動きを良くするために大腸内では食べ残しの食物と腸内細菌の働きでいろいろな酸が作られます。

実験的にわかっているのは、発芽する前の大麦を含む食べ物は、大腸の中で腸内細菌群と反応して「酪酸」を作ります。

この「酸」が刺激となって、大腸のぜん動運動が促進されます。

また、大腸内は酸素の少ない低酸素領域です。

ですから大腸内には酸素の少ない環境で生きられる細菌(これを嫌気性菌といいます)がたくさん住んでいます。

酸素が少ない環境で生きている細菌は糖を分解して「乳酸」を作ります。

私たちがマラソンなどの長時間の運動をしたときに酸素を十分に吸えなくなると、体の中に「乳酸」が溜まりますそれと同じように酸素が「少ない環境で」、大腸内の腸内細菌はエネルギーを生み出す時に、乳酸を作るのです。

その他、腸内細菌の働きで、酸っぱい「酢酸」も作られます。

これらの「酸」は全てぜん動運動を促進する働きをします。

大腸内の細菌群は、腸内に酸を作り出し、大腸を動かして便を押し出す役割

をします。

便通の為にも大腸内の腸内細菌は役に立っています。

「腸のリンパを流せば病気が逃げ出す」大橋俊夫より

 

 

 

 

 

紫外線

お店に「日焼け止め製品」がずらっと並び、紫外線対策や日焼け対策を呼びかけています。

この時期、夏以上に紫外線が最も強く紫外線が降り注いでいる時期なのです。

なぜ紫外線はお肌の大敵なのでしょうか?

日焼けや日焼けによるシミなど肌の表面トラブルに加え、内部までに影響し、シワやたるみにまで引き起こしてしまうのです。

それは紫外線が、老化の原因のひとつである、活性酸素のなかでも特に細胞を酸化させる力が強い「一重項酸素」を発生さているからです。

反面、紫外線は体にとってなくたはならない働きをしています。

適度な紫外線を浴びることにより、皮膚でビタミンDを合成し、カルシウムの吸収を促し、免疫力を高め、メンタル不調を改善することはよく知られています。

UVケアの化粧品をはじめとして、最近ではUV加工がされたさまざまな衣料品やグッズが販売されているので、いろいろ活用してみてはいかがでしょうか。

ウエノ薬局では、紫外線対策の内服と外用があります。

店頭にてお尋ね下さい。

 

ちょっと役に立つはなし

知っていますか?ゴースト血管

毛細血管が消えてしまう「ゴースト血管」が話題です。

毛細血管は血管の99%を占め、残りの1%が太い血管で、臓器も毛細血管に覆われています。毛細血管には無数の細かい孔が開いており、栄養素と酸素が溶け込んだ血漿は細かい孔から血管外へしみ出して、細胞まわりの間質液と混ざり合います。

その間質液がじわじわと細胞の中へ入っていくというメカニズムです。

ゴースト血管とは、血液がちゃんと流れていない毛細血管のことです。

ゴースト血管で血流が滞ると、十分な酸素や栄養が届かなくなり、老廃物も排出されずに滞留してしまいます。毛細血管のゴースト化が老化の原因になります。

毛細血管が減ってしまうと、細胞に酸素や栄養素が行き届かなくなるため、次のような症状が現れます。

1.皮膚の場合、シミやしわ、クスミ、ほうれい線が目立つ。

2.肺、肝臓、脳など、臓器の機能低下→肝、腎障害、アルツハイマーなど。

3.血管の機能低下により血栓ができやすくなる→脳卒中、心筋梗塞。

4.免疫異常→糖尿病。

5.遺伝子にダメージ→ガン。

6.冷え性:血液が全身にまんべんなく行き渡らなくなるため。

7.毛髪への影響:頭皮の毛細血管が減る→毛髪の維持が難しくなり抜け毛につながる。

そんな毛細血管のゴースト化をチェックする方法を紹介しましょう。

それは足の内側のくるぶしの下を見ることです。

この部分は皮膚が薄いため、血管の状態がよくわかります。

毛細血管が正常な人は、太くて青い血管が並んで見えるはず。

しかし、毛細血管がゴースト化しているような人は、太くて青い血管のまわりに、赤紫色の細い血管が浮き上がって見えるのです。

これは毛細血管そのものではなく、血流が悪くなったために未完成のままになってしまった結果。

毛細血管がゴースト化している人に多く見られます。

太くて青い血管のまわりに赤紫の細い血管が見えたら、体に毛細血管のゴースト化がおきているサインと考えてください。

・運動不足・・・体を動かさなくなると、栄養を届ける必要がないと判断し、毛細血管が減ってしまいます。

・太りすぎ・・・余計な脂肪に血液を流すことになり、本来行くべき毛細血管まで十分な血液がまわらなくなる。

・食べ過ぎ・・・食べ物を摂ると消化吸収するために胃や腸に血液が集中するので、その分末端の血流が滞る。

・血中脂肪が多い・・・血液中の中性脂肪やコレステロールが多くなると血液がドロドロになり、コレステロールが血管壁に溜まると血管が狭くなってしまい詰まりやすくなります。さらに血管壁の沈着物が破けると血液の固まり(血栓)ができて血流を止めてしまい、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの病気を引き起こします。

・血糖値が高い・・・砂糖や穀物、果物などに含まれる糖質は体にとって大切なものですが糖質を摂り過ぎて高血糖値の状態になると血液がドロドロになり血管を傷つけてしまいます。

・血圧が高い・・・塩分を摂り過ぎると血液中にナトリウムが増えてそれを薄めるために一時的に血液量が増加します。

その結果、多量の血液を送り出すことになるので血圧が上がってしまいます。

 

気持ちの落ち込み

世間一般では入学や入社など新生活を始めた人が、連休を境に緊張が解けて、その反動で心身の

不調から動けなくなることを、五月病と言うようです。

しかし漢方的には、春から夏への「身体の衣替え」の失敗なので誰でも起こりうることです。

あせり、イライラ、不眠など、気持ちがマイナスの方向に向きやすくなります。

落ち込みが激しい時、本人はあれこれ考えているつもりでも、原因となっている怒りや落胆、

後悔などの気持ちから抜けられず、堂々めぐりになっているものです。

生薬で気持ちの

流れを変えるお手伝いをしています。

詳しくは店頭でお尋ねください。

 

 

 

豆知識

ドライマウス

ドライマウスは、加齢や薬の副作用、ストレス、シェーグレン症候群、糖尿病などを原因とする唾液の分泌不足によって引き起こされます。

唾液は、耳下腺、鍔下腺、舌下腺などの唾液腺から分泌され、その量は個人差もありますが、成人の場合で1日に1.5ℓにもなるそうです。

唾液には抗菌作用や自浄作用があるほか、消化吸収を助ける、味覚を鋭くする、粘膜を保護するなど、私たちの健康を守るために重要な役割を果たしています。

唾液の分泌は、自律神経によってコントロールされており、緊張すると口がカラカラに乾くなどもその証です。

鼻炎などで鼻呼吸ができなくなり口呼吸になった際、口がカラカラに乾くものです。

加齢による筋力の低下の他、やわらかい食品ばかりを食べていて口の周りの筋力が衰えた際にも唾液の分泌量が減ります。

ドライマウスは口の中の乾燥以外にも、舌が痛い、口の中がネバネバする、食べ物の味がよく分からない、乾いた食品が食べづらい、口臭などの症状を伴うことがあります。

よく噛んで食べる事や、「アー」「イー」「ウー」と声を出しながら口を大きく動かし、唾液腺を刺激することが、唾液の分泌量を増やすのに有効です。

 

花粉症

花粉症の方には憂鬱な季節がやってきました。

外出時にはマスクやメガネで身を守り、家の中に持ち込まないよう服をはたいてから家に入るなど、

細心の注意を払っている方も多いと思います。

しかし、家の中でも花粉が飛んで、くしゃみが出る、目がかゆいことがあります。

そんな時は、そんな時は、すぐそばに意外な犯人がいるかもしれません。

それは愛犬かも?この時は花粉の運屋と化してしまうことがあるので注意が必要です。

獣医師先生に聞きました。

「この季節、犬にはたくさんの花粉が付くんです。

もともと犬に毛が静電気を帯びて花粉が吸い付けやすいのと、地面から体が近いので、

地面に落ちた花粉まで拾ってしまうんです」

だから散歩から戻って家に入り、ブルブルッと体をふるったら、家の中は花粉だらけになります。

愛犬も一緒に花粉対策!

①散歩の時間帯に注意する

②すべすべした生地のウエアを着せる

③ウエアを外で脱がせる

④絞ったタオルで体をぬぐう

こうすることで犬の体に付いた花粉が大幅に減少します!とのことです。

出来る限りでいいので参考にしてください(^_^)

 

豆知識

 

腸内細菌と免疫異常による病気の増加には、きわめて密室な関係があります。

免疫とは、かつて「一度かかった病気にはかからない」という、経験的な現象を意味していました。

例えば麻疹にかかって治った人は、もう二度とかからないという意味で、「麻疹に対してのの免疫がついた」と言っていました。

現在では、より大きな生体防御のしくみ全体について使われる言葉になります。

簡単に言うと「免疫とは、自分と自分以外の異物を区別し、異物を排除する反応」を意味します。

この「異物」には、外から来る病原ウイルスや病原菌のほかにも、外科手術で移植された

他人の臓器なども含まれます。

また、体の内部から発生する異常な自分の細胞(がん細胞)も含みます。

このように、免疫とは自己を防衛するシステムそのもの

つまり、健康に生きてくためのにならなくてはならない基本の機能です。

病気の予防、発生、経過、治り方の全てに大きな影響を与えています。

しかし、本来は自分の体を守るはずの免疫が異常をきたすことで、逆に病気を引き起こすこともあります。

この免疫の異常によろ病気は、少し増えているというレベルだはなく、近年爆発的に増加しているのです。

免疫異常による病気の代表には、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、慢性炎症に伴う疾患などが

あります。  

☆免疫異常による病気の例

≪アレルギー性疾患≫

アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギー、アナフラキシーショックなど

≪自己免疫疾患≫

関節リウマチ・膠原病・潰瘍性大腸炎、円形脱毛、バセド病、橋本病、クローン病など

≪慢性炎症の伴う疾患≫

高血圧、高脂(コレステロール)糖尿病、肥満、動脈硬化、喘息など。

 

病気にならない暮らし辞典 自然はドクター 本間真二郎先生 より

 

病気を治すではなく、体質改善のアドバイスのご相談下さい。

 

豆知識

腸間膜とは、腹壁にくっついてない小腸を背中側の腹壁に繋ぎ止めている二重の腹壁。

薄い膜ですが、強靭で扇状に広がっており、長い腸を支える構造になっています。

血管、リンパ管、神経と消化管を繋ぐ幹経路です。

過食や運動不足により余分なエネルギーが生じた際には、中性脂肪を蓄えやすい場所。

体脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪に分かれますが、この「腸間膜」に蓄えられた脂肪を内臓脂肪と呼んでいます。

あの気になるポッコリお腹ですね。

この「腸間膜」に溜る内臓脂肪が、動脈硬化の進行、及び生活習慣病の発症に重要なカギを握っていることが

明らかになっています。

ただ、内臓脂肪は皮下脂肪よりも代謝活性が高いため、食事を節制し、運動を積極的にすれば皮下脂肪に

比べて、減らしやすい脂肪と言われています。

私自身、いつも通りに食べていても、脂肪が蓄積されやすい体質になっている事を実感しています。

暖かくなってきたので、体を動かしていかないといけないと思っています。

 

 

 

春の肩こりに・・・

暦では冬は11月の立冬から始まり、2月の節分で終わる事になっています。

寒さの実感としては、12月から3月までのような気がしますが、体調の変化で分けるなら

12月~1月⇒冬の身体・2月~3月⇒春の身体

冬の身体の特徴

寒くなる一方で、気温が安定した寒さに耐え続けるという、我慢比べの日々になります。

症状/寒さによる腰痛・膝痛・頻尿など腎虚の症状が多い。

春の身体の特徴

たまに暖かい日があり、寒さに対する油断と寒暖の差で体調を崩しやすくなっています。

症状/花粉症・めまい・肩こり・頭痛・耳鳴りなど、肩から頭にかけての症状が多い。

 

春は肝の働きが旺盛

①寒さで氣血の巡りが悪くなる

②それによって血熱が肝に集まる

③結果、肝熱となって熱が上昇しやすくなる

冬は下半身の冷え・春は上半身の冷えのぼせにご用心。

 

春に肩こりに牛黄がおすすめです!

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