冬の季節の睡眠

 冬は“腎”の季節であり、来るべき春の活動期に向けて栄養のあるものを食べて“精”を補うべき季節とされています。

現代社会においてはあまり意識されることが少ないですが、人間は恒温動物であり、寒いと言うだけでも体温を維持するためにエネルギーが多く必要となるわけですが、生命の熱エネルギーの大元である腎陽(命門之火)は“精”をもとに発現するとされ、寒い季節はじっとしていても暖かい季節に比べて“精”を消耗することになります。

 また、1日の中で子(ね)の刻(23時~1時)は、自然界の陰気が最も盛んになる時間帯であり、陰気には静かで落ち着いた状態が必要とされ、この時間帯までに眠りについていることが陰気を養うために重要とされています。よって夜更かしは陰を損なう(注:“精”は陰陽でいえば陰)とされ、夜更かしが続くと若い人でも“精”を消耗し、“精を蔵す”五臓の“腎”に影響し、腰のだるさや頭がぼんやりするなどの腎虚症状があらわれやすくなります。

更に、夜更かしする原因として受験勉強やゲームに熱中するなど、“精”から生じる“髄”の集まったものとされる脳を使うことは、それだけでも“髄”の消耗につながります。

夜にできた傷の治りが遅くなると言うのも漢方的に考えると、陰の時間帯である夜に陰陽でいえば陰に属する肉体に傷つくことでダメージが大きくなると考えられます。

 一般的に“精”を消耗する原因としては過労や加齢、房事過多などが知られていますが、夜遅くまで勉強するにせよ、ゲームをするにせよ、頭脳を駆使したうえに、子の刻にぐっすり眠らないことは“精”の消耗を加速させます。また、西洋医学的にも睡眠の質がいいほど脳内のアミロイドβタンパク質の蓄積が少ないこともわかっていますが、いずれにせよ、“精”の消耗は老化を促進して寿命を縮めます。

 もちろん、冬に限らず睡眠不足や、昼夜逆転の生活は健康に悪影響を及ぼすことは明らかですが、冬の季節は特に“精”を養う必要があることから、不規則な生活から受けるダメージは大きくなります。

睡眠に関して特にケアを行っていくべきでしょう。

 

 

はあと通信より

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瀬尾 由佳

瀬尾 由佳

趣味: 休日は音楽鑑賞へ出かけたり、読書を楽しんでいます。             ①スキンケアーとお手入れ会 季節や生活環境の変化と同様、お肌の状態はいつも一定ではありません。そしてお客様が生まれ持っている肌質に合った化粧品・スキンケア用品を見つけていくことが大切です。現在お持ちのお肌のお悩みがある方はぜひご相談下さい。 あなたにあった化粧品をセレクトしご提案いたします。 ②ニュースキャン担当 お客様の健康のお手伝いをニュースキャンでさせて頂いています。セラピーに癒されに来てください。
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