免疫の7割を占める腸の話

人間の行動や考え方は、脳によって支配されているを長く考えられてきました。確かに、私達は頭で考えて何をするか、どうするかを決めています。

脳の研究は様々な分野で行われていますが、人間の脳細胞の数は数千億個。一般的にヒトが日々使っているのはそのわずか10%程度だそうです。未知の潜在能力をもつ脳の神経系には、今後も様々な発見が期待できます。

ところが、生物の進化の過程を見てみると、最初に神経系が誕生したのは、脳ではなく、腸だったことが明らかになってきたのです。

全ての生き物の脳は、神経細胞によってつくられる神経回路をベースとしています。生命や細胞の歴史の中で、最初に特殊化したのが神経細胞のひとつであるニューロンです。ニューロンは情報を受け取り、送るという働きをしています。

このニューロンが出現したのが、腔腸動物の腸の中なのです。腔腸動物とは、クラゲやイソギンチャクといった脳をもたない動物。腸が脳の役割を果たしています。このことが、まさに腸が脳の原型であることの証だといえるでしょう。

動物類はこの腔腸動物を基にして、2種類の系統に分かれて進化しました。ひとつは昆虫を頂点とした腹側神経系動物への進化です。もうひとつは、私たち哺乳類を頂点とした背側神経系動物への進化です。

後者は、腔腸動物からウニやナマコといった無脊椎動物の棘皮動物へと進化します。これらに脳構造は認められませんが、原始的な中枢制御機能をもつ介在神経が出現しています。

棘皮動物からはホヤなどの尾索類、やがて哺乳類へと進化の過程をたどり、ヒトの大脳皮質の発達した脳へとなっていきます。ウニやナマコは私達脊椎動物の遠い祖先ということになります。

地球上に初めて生命が誕生したのが、約38億年前。この時の生命に脳はなく、その約30億年後に腸が進化して脳ができました。私達の脳のルーツも、腸にあったというわけです。

 

 

藤田式 かしこい腸の育て方 より

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瀬尾 由佳

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